たぶん百合のために

好きな百合作品の感想を綴っていきます

【クズの本懐百合】えっちゃん(絵鳩早苗)について【悲劇のヒロイン?】

クズの本懐を全話見ました。(唐突)

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今回はこのアニメに登場する大人気キャラ。

同性である親友を好きになってしまったえっちゃん(赤い髪の女の子)について語りたいと思います。

 

そもそもクズの本懐ってどんな話?

 

3年くらい前に大ヒットしたので(ドラマ化までした)知ってる方も多いと思いますが、

このアニメのストーリーを簡単に説明すると、

思春期の男女が片思いしながらいろんな人と関係を持ちまくる話です。

なんかいろいろ台無しな気もしますが、本当にそういう話なのでしょうがない。

面白さは私が保証します。(めっちゃおもろい)

 

主人公は上の画像の真ん中に写っている黒髪の少女・花火。

花火は幼馴染でお兄ちゃんと慕う、現担任の先生(眼鏡の男性)が好きなのですが、

彼に異性として見られていないことを知っており、自分の恋は叶わないと思っています。

 

その寂しさを埋めるため、心の空洞を慰めるために

同級生の男の子・麦(金髪の子)と付き合っているわけですね。

最後まではヤることはなくても、キスとか身体を触りあったりとかは日常的にしています。

 

そんな花火に片思いをしているのが我らがえっちゃん。

彼女は女性でありながら、同性かつ親友の花火をとても愛しており、

麦と付き合っている花火を見るたびに、心に深い影が落ちていきます。

 

劇中でも辛い片思いのシーンが多く挟まれ、叶わない恋に苦しむ描写の多いえっちゃん。

多くの視聴者は彼女は悲劇のヒロインと捉え、魅力的であると同時に「可哀想」という感情を覚えたと思います。

私もそう思いました。

 

しかし本当にそうなんでしょうか?

最終回まで見終わり、もう1度見直し、少し時間が経ったいま、

はえっちゃんについて

「こいつなんやかんやで美味しいとこだけ持ってっただけなんじゃね?」

という結論に至りました。

 

私がなぜこのような結論に至ったか。

順を追って説明していきましょう。

(ネタバレを多く含みます。まだ見ていない方は注意して下さい)

 

 

えっちゃん、初めてのキスで舌を入れる

 

ある日の花火とえっちゃんの会話。

「えっちゃんは好きな人いるの?」

想い人からの問いかけに取り乱してしまったえっちゃん。

その仕草に花火はえっちゃんに好きな人がいると確信します。

 

恋愛について少し思うところがあった花火は

「夜通しガールズトークしようよ!」と

えっちゃんをお泊りに誘います。

 

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(自宅にてお泊り会のことを想像してしまうえっちゃん)

 

大好きな女の子からのお泊りのお誘いにテンション上がるえっちゃん。

しかし彼女は分かっていました。

こんな気軽にお泊りできるのは、近くにいられるのは同性だから。

恋愛対象じゃないから。

それを噛みしめ、ちゃんと理性を保とうと決心し花火の家に向かいます。

 

しかし16歳の女の子がそれを抑えられる訳がなく…

 

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まあこんなの抑えられる訳がありませんよね!

親友の存在に安心しきっている花火。

対照的に一睡もできないえっちゃん。

 

寝ぼけながらに花火が放ったこの一言が最後の一押し。

「えっちゃんの好きな人はどんな人?知りたいな、教えてよ」

 

もうダメ…

 

心の中の何かが壊れたえっちゃん。

いきなり花火の口唇を奪います。

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動揺する花火。

しかしえっちゃんは止まりません。

そのまま舌を入れだします。

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えっ…?

長年片思いしてきた親友とのファーストキスでいきなり舌入れる…?

 

 

い、いや私の恋愛経験が乏しいだけで入れる人も多いのかもしれないけど!

で、でもかぐや様でも言ってたじゃん!

大人のキッスはまだ早いじゃん!!

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花火の口唇を奪ったあと、

「粟屋(麦)のことそんなに好きじゃないでしょ…わかるよずっと花火のこと見てきたから…」

と泣きながら訴えかけるえっちゃん。

 

その後、花火と麦の関係は心がこもっていない、ビジネスライクな関係だと知ると

「私でいいじゃん。私でも慰められるかもしれないよ」

と提案し、2人は深い沼へはまっていくのでした。

 

 

いや分かるんですよ。

この状況になったら理性なんて抑えられないし、思わずキスもしたくなります。

しかし舌、入れますかね?

しかもこの女、1度口を離したあとすぐさままた舌入れましたからね。

麦と何度もキスをしている花火はともかく、えっちゃん慣れすぎだろと思いましたよね。

しかしこの日はキスだけで終わり、それ以上はしませんでした。

友達として、最後の一線は守ったともいえます。

 

 

えっちゃん、同人誌みたいなことを言い出す

 

大好きなお兄ちゃん(先生)が他の人に告白するのを目撃し、心がズタズタになってしまった花火。

麦に頼ることもできず、つい自分を受け止めてくれるえっちゃんを求めてしまいます。

 

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再び想い人と交わることに成功したえっちゃん。

まずは前回同様ディープキスから。

前回より長く、濃いキスに2人とも感じてしまいます。

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泣きだしそうな花火。

そんな花火を気遣い、えっちゃんは

「嫌ならやめてもいいんだよ?」と最後の助け舟を出します。(良い子!)

 

それに対し花火は

「やめない。えっちゃんが好きだから…!」

と親友を受け入れることを決めます。

 

もちろんこれは友達としての「好き」。

そんなことは重々承知なえっちゃんですが、

心は手に入れられなくても身体だけは…!

と花火を抱く手に力がこもります。

 

 

 

ここからが本当に酷い。

 

 

えっちゃんによる陰部への愛撫に、快感を感じてしまう花火。

感じている花火に対しえっちゃんは

「花火…どうしたいかちゃんと言って…じゃないと“これ”やめる」

などとエ〇同人みたいなことを言い出します。

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えっどうしたお前…?

親友に恋してしまった悲しくも美しいヒロインどこ行った…?

 

えっちゃんの欲望はとどまることを知りません。

「嫌ならやめてもいい?」

「気持ち良いのに弱いんだね」

と言葉責めを繰り返します。

 

完全にエ〇漫画の読みすぎです。

 

 

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その後

「気持ちいいのはね、私が花火のこと好きだからだよ」

とかそれっぽいこと言いますが、もう遅いです。

 

抑えつけていた感情を解放した結果、

性欲の権化みたいなキャラになってしまいました。

 

もう1つ気になるのがあまりに手慣れ過ぎているということです。

キスまでは許しましょう。

仮にファーストキスに舌を入れてしまったとしても、若さゆえの過ちで許せます。

もしかしたら本当に普通のやり方を知らなかったのかもしれません。

 

しかし今回のは言い逃れできません。

自然にタチの役を務め、しかもテクニックも抜群です。

完全に経験者です。

 

昔から男性は苦手、花火と出会って初めて恋を知ったといったモノローグがありましたが、

花火と出会ってから今日に至るまでの間に誰かと関係を持っていたのは間違いないと言えるでしょう。

もしかしたら花火と麦たちのように、えっちゃんも誰かを花火の代わりにしていたのかもしれないですね。

 

結論:えっちゃんは経験豊富

 

ということで、本サイトではこのような結論に至りました。

いかがだったでしょうか。

えっちゃんが好き!といった方には申し訳ありませんが、

こう言わざるをえないと思います。

 

花火を想う気持ちは本物。それ故の感情の暴発も仕方のないところ。

しかし花火の弱さに付け込み、その身体を思う存分堪能したことはとても可哀想とは思えません。

むしろうらやましい。

しかもこの子は花火に対し家だけでは飽き足らず、トイレや保健室でもおっぱじめるし…

完全に美味しいとこ取りしています。

 

しかしたとえこんなシーンを挟んだとしても、

(えっちゃんと花火の関係に決着がつく)第9話は感動しますし、

単行本第9巻に収録されている後日談を読むと、

えっちゃん救われて良かったなあ…といった気持ちになります。

 

機会があれば、今度は上記の話を花火視点で振り返ってみたいなと思います。

それではまた。

 

 

【はめふら4話感想】運命の出会い!マリアとカタリナ!【百合】

前回、はめふら5話の感想を書きました。

 

www.yurinotameni.net

 

いや、次書くのは6話でいいと思ったんですよ。

別にわざわざ遡って書かなくてもいいだろって。

 

でも4話はカタリナとマリアが初めて出会った話なんですよ!

この感想を書いておかないと絶対未来の私が後悔する!

そう強く思ったんですよ!

 

ということで、だいぶ今更ですけど4話の感想ですー。

 

出会ってしまった2人

 

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魔法学園に入学し、ついにゲームの本編が始まりました。

もしBAD ENDを迎えたら、いやHAPPY ENDでも破滅してしまうかもしれない…!

7年かけてこの時のために準備をしてきたカタリナ。

改めて気を引き締めなおします。

 

成績優秀なマリアは生徒会に入ることになりました。

マリア同様、成績優秀なジオルドやアランも生徒会へ。

仲の良いカタリナも次第に生徒会室へ出入りするようになります。

 

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生徒会に差し入れされたお菓子をふるまうマリア。

(何故か既にもう顔が赤い)

彼女の微笑みには思わずカタリナも。

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(マリアちゃんたら、優しくてすごく良い子…!)

と頬を緩めてしまいます。

 

えっ…こんなんもう両想いやん…

このアニメ2人の結婚式が最終回でいいやん…

 

いや、待て待て。

まだマリアはカタリナに対し特別な感情は抱いていないぞ。

身分の高い貴族の人、というだけの認識だぞきっと。

 

原作ゲーム「FORTUNE LOVER」ではよく食堂でお菓子を作っていたマリア。

それを知っていたカタリナは

「キャンベルさんはお菓子を作ってこないの?」

「もし良かったらちょっぴり分けてもらえたら嬉しいのですけれど!」

とマリアにお菓子のお願いをします。

この笑顔で。

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カタリナの笑顔を見たマリアは一瞬見とれてしまい、

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はっと我に帰ったあと、

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「お口に合うか分かりませんけど今度お持ちしますね」

と微笑み返すのでした。

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えっちょっと待って

前回5話の感想で、「マリアが恋に落ちた瞬間でした」とか書いてたけど

既にこの時点で落ちてるじゃん…

こんなのただの同級生に向ける表情じゃないでしょ…

えっ普通同年代の友達の笑顔に見とれて言葉失うなんて時ある…?

 

 

 始めから互いに高感度爆上げなカタリナとマリアなのでした。

(このマリアが一瞬言葉を失くすシーンは漫画にはありませんでしたね。

制作陣グッジョブ!!!!)

 

 

マリアのピンチに駆け付けたヒーロー

 

ある日の放課後。

下校途中のカタリナは美味しそうなにおいにつられて、脇道へ入ります。

そこにいたのは手作りお菓子を持ったマリア…と何やら物騒な雰囲気の女性数人。

どうやら平民出身なのに生徒会に選ばれたマリアを妬み、集団で囲んでいるようでした。

 

「こんな平民が作った貧相なものを生徒会の方々に食べさせようなんて

不相応にもほどがあるわ!」

そう言ってマリアの作ったお菓子を払いのけ、踏んづけようとしたその時!

 

「やめなさい!」

 

我らがカタリナがマリアを庇いに入るのでした。

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突如現れたヒーローの姿にマリアもこの表情。

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カタリナは持ち前の悪役顔でいじめっ子たちを追っ払うと、

落ちてしまったマリアのお菓子をぱくり!

「美味しい!」

思わず全て食べきってしまうのでした。

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「プロの料理人が作ったお菓子にも全然負けないくらい美味しかったわ!」

そう言って彼女の手を握りマリアを褒めるカタリナ。

どうして手を握る必要があるんですか

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ピンチを救い、駄目になってしまったお菓子を美味しいと全て食べてくれたカタリナに対し、マリアも

「ありがとうございます!」

と極上の笑顔で返すのでした。

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これにはカタリナも

(かっかわいい~さすが乙女ゲームの主人公!こんなの誰でもドキドキしちゃうわ!)

と興奮しまくり。

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ジラルド、アラン、キース。

こんなイケメンたちに囲まれても全く感情の揺さぶられることのないカタリナ。

唯一ニコルとソフィアの兄妹だけには美の魅力にやられていましたが、ギャグ的表現であり、およそ恋愛とは違う感情に思われました。

しかしマリアに対しては彼らとはまた違った、全く別の感情を抱いてきていると感じられます。

それが恋なのかは分かりませんが…

 

カタリナにとってマリアが大切な友人、他の誰とも異なるカテゴリの存在になった日であり、

またマリアにとってカタリナが特別な存在になった日でもありました。

 

 

 

いや~こうして振り返ってみると実に濃密でしたね。

カタリナとマリアの絡みは後半10分だけなんですが、

こんなにも内容のある、そして互いにとって互いの存在が大きなものとなる

非常に大きな回でした。

 

これからもカタリナとマリアの恋の行方を見守りたいと思います!!

それではまた。

 

【はめふら5話感想】天然たらしカタリナ!マリアを攻略完了!【百合】

はめふらに出会えて。

カタリナとマリアという素晴らしいカップルに出会えて毎日本当に幸せです。

ところでこの2人のCP名はなんていうんですかね?

カタマリ?マリカタ?

私は今んとこマリカタと呼んでいますが。

 

さあまずはこちらをご覧ください。

 

 はぁ。。。。もうたまらん。。。。

 

異性からだけじゃなく同性からもモテモテなカタリナ。

「そういう好きじゃないんだけどな~」とぼやくカタリナですが、

いえいえ彼女らはそういう好きなんですよ!

この鈍感!

 

ということで、前回マリアのピンチを救い、

マリアにとって気になる存在となったカタリナ。

今回もマリアとのエピソードが中心。

マリアにとってカタリナがとてもかけがえのないものになる、そんなお話でした。

 

 

マリアの暗い人生に差し込んだ一片の光 それがカタリナ

 

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ジオルトやアランとも仲の良いカタリナはもう生徒会室の常連に。

今日は成績優秀なマリアに付きっ切りで勉強を教えてもらうことに。

教えながらも終始頬が赤くなっているマリア。

既にカタリナのことを(恋愛対象として)意識し始めているようです。

 

そんなマリアに対したカタリナも。

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マリアの笑顔を見てニヤけてしまうのでした。

えっ…こんなんもう両想いやん…

このアニメ2人の結婚式が最終回でいいやん…

 

着実に仲を育んでいる2人。

しかしカタリナはまだマリアに対し距離を感じていました。

なぜなら生徒会室を一歩出ると、よそよそしくされてしまうからです。

 

もっとマリアちゃんと仲良くなりたい!

そう思いカタリナをお昼に誘おうと向かった先に飛び込むは、

マリアが他の生徒にいじめられている姿!

「やめなさい!」

悪役令嬢カタリナは、主人公に救いの手をさしのべます!

 

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「マリアちゃんは贔屓なんてされていない!努力家でなんにでも一生懸命だからみんな一緒にいるのよ!」

こう言っていじめっ子たちを撃退したカタリナ。

2人きりになったマリアは泣き出してしまいます。

もちろん恐怖もあったでしょうが、何よりもカタリナが自分のことを褒めてくれたこと。

そしてマリアちゃんと名前で呼んでくれたこと。

それに対してのうれし涙も含まれているようです。

 

一旦は泣き止みますが、 

「私も、生徒会の皆さんのようにカタリナ様と呼ばせていただいてもよろしいでしょうか!」

「もちろん!だって私たちもう友達なんだから」

 

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その言葉を聞いて再び号泣してしまうマリア。

物語の後半で語られますが、マリアはずっと1人ぼっちの生活を送っていました。

友達と呼べる人もおらず、母親からも避けられている。

お菓子を作っても誰も食べてくれない。

誰か、私を見て…!

 

そんな中に現れたまばゆい光。

それがカタリナ。

いつも私のピンチを救ってくれる、憧れの存在。

 

そんなカタリナ様が私の名前を呼んでくれた。

友達だと言ってくれた。

マリアが最も欲しかった言葉。最も欲していた存在。

マリアが泣くのも当然ですし、完全に恋に落ちた瞬間でもありました。

 

 

そして冒頭の動画に話は戻ります。

「カタリナ様をお慕いしています…」

メアリとソフィアも続けて言ったことでギャグっぽいシーンとなっていますが、

マリアにとってはとても本気の、愛の告白なのでした。

 

 

冷えきったマリアの家庭 溶かしたきっかけは…?

 

ある休みの日。

マリアの住む町の近くまで通りかかったカタリナとキースは、せっかくだからとマリアの家まで遊びに行きます。

 

実は前述の通り、マリアの家庭はうまくいっていませんでした。

平民ながら光の魔法の力があるマリア。

それにより貴族との隠し子と噂をされ、父親は出ていき、母親も娘と距離を置いてしまいました。

辛い境遇でも頑張っていればいつかきっと報われる日がくると信じて努力を続けていたマリア。

しかしどんなに頑張っても周りから否定され続け、いつしかお菓子を作ることもしなくなっていました。

 

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そこに現れたのがカタリナです。

カタリナの存在によってマリアは前を向くようになりました。

美味しいと言って全て食べてくれるカタリナのために、またお菓子を作るようになりました。

カタリナをきっかけにメアリやソフィアといった友人もでき、楽しい学園生活を送れるようになっていました。

 

「マリアの友達」の突然の訪問に戸惑うマリアの母。

しかし娘の友達への笑顔、仕草を見てマリアが変わったことに気が付きました。

そしてずっと娘と現実から逃げてきた自分を変えようと決意しました。

 

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帰り際。

「娘をよろしく頼みます」とカタリナに告げた母。

カタリナの存在がマリアの心を溶かし、そしてマリアの母親までをも氷解させたのでした。

 

以前のように笑いあうことのできるようになったマリア家。

カタリナが植えていったトマトの花言葉は「感謝」。

それは奇しくもマリアと母親の気持ちを代弁しているようでした…。

 

 

いやー!素晴らしい!

素晴らしすぎるこのアニメ!

あ、多分最後の苗はトマトだったと思うんですけど、違ったらごめんなさい!

前に家で育ててたんで多分間違いないと思うんですけど…

(花言葉は流石に調べましたw)

 

噂では次回はアニオリ回とのこと!

まるまる2話マリアに使っちゃったから流石に次回はマリカタには期待できないかな…?

いや、そんなことない!

希望を持って来週を待ちましょう!

 

それではまた!

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【百合アニメ紹介】「はめふら」というどちゃくそ最高な百合アニメを見つけてしまいました…

どうもこんにちは。こまです。

昨晩何となくdアニメストアも物色していたら

何とも惹かれるキービジュアルが目に入ってきました。

それがこちらです。

 

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最初見た時心臓が止まるかと思いました。

 

だってだって!

この美形揃い!タイトルからしても雰囲気からしても、絶対女性向けの!

女の子が主人公で王子様(的な人)と結ばれるような物語で!

女と女が手を繋いで踊っているんですよ!!!!!!!

 

これが黙っていられるかあああああああああああああ

 

 

ということですぐさまこの作品

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…を(現在放送されている)4話まで見終わり、

そのまま漫画を全て電子書籍で購入!

想いが収まらずにこのブログを書いている訳です!

運命の作品に巡り合えた…そんな感情すらあります。

 

男女問わず魅了してしまうカタリナの魅力!無意識に全員堕としてしまうことに!

 

あらすじ

公爵令嬢、カタリナ・クラエスは、頭を石にぶつけた拍子に前世の記憶を取り戻す。ここが前世で夢中になっていた乙女ゲーム『FORTUNE LOVER』の世界であり、自分がゲームの主人公の恋路を邪魔する悪役令嬢であることを!ゲームでカタリナに用意されている結末は、ハッピーエンドで国外追放バッドエンドで殺されてしまう…そんな破滅フラグはなんとしても回避して、幸せな未来を掴み取ってみせる!!勘違い?人たらしラブコメディの幕が上がる。

公式HPより引用

 

 

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この子が主人公のカタリナです。

ちょっと悪そうな表情、確かに「悪役令嬢」っぽくありますよね。

しかし前世の記憶が戻った後の彼女には悪役っぽさはなく、

ただのあh…天真爛漫な悪意のない女の子になります。

そんな彼女に周りの人間は男も女も惹かれていくのですね。

見てください!この公式PVを!

 


TV アニメ「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」第 3弾 PV/2020年4月4日(土)放送開始!

 

 

こんなん濃厚な百合アニメです!って言ってるようなもんじゃないですか!

金髪の女の子はリア・キャンベルといって、ゲームの世界での本来の主人公なのですが、

攻略対象のイケメン4人には全くなびかず、カタリナにぞっこんになります。

 

カタリナが破滅を避けるため、マリアが誰と進展しているか

「誰か好きな男の子はいないの?」

と聞いても

「私はカタリナ様をお慕いしております」

の一点張り。

 

マリアは結構辛い過去、境遇に立たされており、カタリナは意図せずしてそれを全て救うことになります。

どんな時も助けてくれたのはカタリナ。

恋に落ちるのは当然なのですが…

かなり重い愛を感じます。

 

残る2人の女の子も完全にカタリナの虜。

茶髪で巨乳の親友、メアリ・ハント

白くて美しい髪を持つソフィア・アスカルト

カタリナへの想いを隠そうとしません。

 

(現段階では)同性ゆえの葛藤、というシーンも少なく

終始明るい雰囲気で楽しめるのもこの作品の良いところですね。

 

 

そんな流行りの悪役令嬢物、乙女ゲー物の皮を被った

濃厚な百合アニメ・「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」通称「はめふら」。

誰が見ても楽しめるアニメとなっていますので、是非ご覧になってください。

そしてみんなではめふらを楽しみ尽くしましょう!

 

(dアニメストアのリンクを張っておきます。

更新も早いし料金も安いからオススメ!)

https://anime.dmkt-sp.jp/animestore/ci_pc?workId=23653

 

【最新話感想】できそこないの姫君たち23話(アジイチ)

ついに今日!

待ちに待ったできそこないの姫君たちの最新話が更新されましたね!

自粛中ということもあり、家にいたので更新されてすぐ見ることができました!

(いつもは仕事中なのでこっそりトイレで読むw)

 

 

 

 

 

 

https://storia.takeshobo.co.jp/manga/himegimi/

(ストーリーアダッシュで1~3話と直近5話は無料で読めます)

 

コミックス派の人や、まだ読んでないよという人にはネタバレ注意なのですが…

 

 

 

 

そうか、そうきたか。

といった感じの内容でした。

 

 

アジイチ先生のツイッターにも貼られている通り、今回はいろは回!

泉メインのエピソードはこれでひと段落ということですかね。

これまで話の良いアクセントになっていながら、あまり掘り下げがされていなかったいろはメインのお話がいよいよ始まります。

 

語られていなかったいろはサイドの話

 

恋は理屈じゃない、急に落ちるものだと父親にドヤ顔で語られるいろは。

そんな父親をいろはは一蹴しますが、どうやらまだいろはは誰かに対し恋に落ちたことがない様子。

恋に落ちた2人は結ばれ、みんなが幸せになる。

そんな夢と幻想を恋愛に対して抱いているようです。

 

いや、幻想って…(笑)

自分で言っていてあれですが、基本的には恋は幸せなものだと思います。

 

しかし今回目の当たりにした泉と藤白の関係にはいろはなりにも思うところがあるようで。

思わず藤白に思いの丈をぶつけてしまい、見るからにやつれている泉。

泉はみんなに迷惑をかけないよう、修学旅行の班行動を1人で回ろうとします。

そんな泉をいろははほっとけず。

いろはと泉、黒川と藤白という2つのグループに分かれての行動をすることに。

第20話では黒川と藤白のシーンのみ描かれて、こちらの2人は描写されていませんでしたね。

 

友達は長さじゃない。大事にしたいのは当然のこと。

いろはの友達想い、人を大切にする面が今一度見受けられます。

 

衝撃のラストシーン。正直予想していなかった…

 

1つの決着を見せた泉と藤白。

帰りの新幹線の中。たまたま2人になった泉はいろはにお礼を告げます。

「1人にしないでくれてありがとう」と。

 

その泉の笑顔を魅せられたいろはは……。

 

 

恋に落ちてしまいました。

 

 

うわあああああああああああああああああ

 

 

いや、確かに分かるんですよ。

泉はめちゃくちゃかっこよくて、それでいて超美少女。

こんなん惚れない方がおかしい、ってそうじゃなくて。

 

正直いろはは黒川のことが好きになって(友情の延長線)

黒川に藤白とどちらかを選ばせる。

そんな役割を担っているのだと思いました。

なので主人公たちの親友ポジションの2人の間でフラグが立つとは思いませんでしたね。

 

泉はしばらくは藤白のことを忘れることができないでしょう。

しかも彼女はこれからも藤白の近くにいることを選びました。

いくらフラれた、吹っ切ったといっても、近くにいるとその炎はなかなか消えないと思います。

 

でも確かに。

その泉の炎を別の物質へ変えることのできるのは。

いろはしかいないかな、とも思います。

 

新しい矢印が増え、ますます面白くなってきたでき姫。

来月が今から待ち遠しいです。

 

【百合漫画紹介】不条理なあたし達(竹宮ジン)

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前回紹介した「ラブフリッカー」とは一転、

今度は竹宮ジン先生の最新巻「不条理なあたし達」の2巻をご紹介したいと思います。

ここでは1巻の内容にも少し触れながら、2巻の感想について述べますね。

なのでまだ1巻を読んだことないよ~という人には、核心部分に触れてしまう可能性がありますのでご注意ください。

 

山中さんと種田さん 一筋も二筋でもいかない彼女たち

 

1巻では主に山中さんの視点から彼女がどんな恋愛観を持っているか。

現在、どんな恋愛をしているのか。

そして入社早々に頭角を現し、同性愛者ということを知りつつカマをかけてきた後輩・種田さんとどういった関係になっていくかが深く描かれました。

 

山中さんはバリバリのキャリアウーマンです。(いわゆるバリキャリ)

難しい案件も難なくこなし、社外の人間からも頼りにされている。

冷静に、ドライに物事を判断できる人間です。

 

そのドライな一面は仕事だけではありません。

恋愛面においても、決して相手に心を許すことはありませんでした。

 

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不条理なあたし達1巻63Pより引用

 

 

 

 

大学時代の過去の回想。

彼女にフラれ、落ち込んでいる友人(元カノ)と関係を持ち、

しかしその夜は泊まりもせずさっさと家に帰る。

理由は「明日は彼女とデートだから」。

 

「本命」が誰かについてはここでは明かされませんでしたが、

このように山中さんは昔から身体は求めるものの、

心の繋がりや愛情というものに頓着しない人でした。

プレイガールですねえ。

 

社会人になってからもそれは変わらず。

色々な人と関係は持っていましたが、決まった相手は作らず。

そんな中、現れたのは種田さんでした。

 

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不条理なあたし達1巻40Pより引用



 

仕事ができて周りからも一目置かれている山中さん。

そんな彼女に新人ながら堂々と渡り合う種田さん。

この不敵な後輩に山中さんは少しずつ興味を持っていくのでした。

 

山中さんに惹かれていく種田さん。1巻と2巻では受ける印象が異なるように見えて…?

 

まあ恋愛漫画、この表紙。メインは2人。

ということで予想は付くと思いますが、この2人はやがて付き合うこととなります。

 

1巻と2巻。

一気に読み直すと種田さんの変化がすごいですね。

冒頭では前述の画像のように底が見えない、強キャラ感溢れる女性のように見えますが、

季節が過ぎ、次第に山中さんに惹かれていくと入社当初ではなかったような一面をみせます。

 

山中さんに口説かれたようなことを言われびっくりしたような顔をする種田さん。

彼氏と会っていることを山中さんに見られ、それに対し興味なさそうな彼女に対し嫉妬する種田さん。

去っていく山中さんを愛おしそうに見つめる種田さん…。

 

最初は種田さんの方が山中さんを翻弄しているように見えましたが、いつの間にか山中さんの一挙手一投足に反応しちゃうようになってしまいます。

恋に落ちるって、こういうことですよね…(遠い目)

 

しかし変わったように見えて芯の部分は種田さんのままでした。

晴れて付き合うようになってからの物語である2巻。

種田さんの元カノ(!)が山中さんに一目ぼれしたと言ってきたシーン。

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不条理なあたし達2巻32Pより引用



臆することなく、堂々と答えます。

この鼻っ柱の、芯の強さが彼女の魅力であり、山中さんが惚れた面でもあると思います。

また他社からの引き抜きの話があったときも、(自身のキャリアアップのチャンスでもあるのに)自分の言葉でクライアントに断りを入れています。

 

相変わらず山中さんに振り回されることの多い彼女ですが、その強さと気高さは失わず、その心の強さを山中さんへの愛情へ全て注いでいるようにみえます。

 

 

変わることはない。そう思っていた山中さんを変えたもの。

 

運命の人。ロマンティック、ドラマティックな恋愛。ドキドキするようなラブロマンス。

そういったものにまるで興味がなく、無縁のものだと思っていた山中さん。

しかし「絶対」はないのだと種田さんが教えてくれました。

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不条理なあたし達2巻119、120Pより引用

物語も終盤にさしかかる第25話。

そこで山中さんに衝撃の事実が判明します。

いや、衝撃というほどではないかもしれないですけど、びっくりすることです。

2巻だけ読んでいても気づかないと思うので、1巻からまとめて読んで下さい。

 

種田さんを大事にするからこそ、自分を変えた。

山中さんの変化と愛情が感じられるはずです。

 

 

はい、ということで「不条理なあたし達」の感想でした。

この作品は2巻で完結。

もう少し続きを見たい気もしますが、綺麗な終わり方を迎えていたので読後感は最高でした。

 

竹宮ジン先生の作品の中でも屈指の面白さだと私は思います。

良かったら是非読んでみて下さい。

 

【百合漫画紹介】ラブフリッカー(竹宮ジン)

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私にとってめちゃめちゃ思い入れのある一冊をご紹介します。

百合界の巨匠・竹宮ジン先生の初の百合姫コミックス「ラブフリッカーです。

 

この本は竹宮ジン先生が商業デビューされて間もない頃に、百合姫に掲載していた短編が5編と後日談を描いた短編1編が収録されています。

 

本当に個人的な話なのですが、私が初めて百合姫本誌を買った時。

今から10年近く前でしょうか…?

その時に掲載されいていたのがこの本の冒頭に掲載されている

「あたしのかわいいヒト」というお話!

竹宮ジン先生の百合姫デビュー作!

そう!私と竹宮ジン先生の百合姫デビューは同時だったのです!!!!!!

(そうじゃない)

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 ラブフリッカー7Pより引用

 

懐かしい!懐かしすぎる!

ちょうど私は大学受験を控えていた時だったのですが、ちょっと勉強に飽きたらすぐ「あたしのかわいいヒト」を読む。

こんなことを繰り返していましたね。

 

正直な話、当時の百合姫にあまり好きな作品はなかったんですよね。

ただでさえ少ない当時のお小遣い。(当時の百合姫は)隔月発行ということもあり、私の中の百合漫画を読む!という熱もいつのまにやら冷めてしまって、半年後には買わなくなってしまいました。

(毎月欠かさず購入するようになったのは社会人になってからです)

 

しかし竹宮ジン先生の漫画だけは欠かさずコミックスで購入し、自分の中の灯し火となっていました。

本当に、

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ラブフリッカー58Pより引用

 

って感じです!

 

 

デビュー間もない故?登場キャラクターの行動がストレート!!

 

今回このブログを書く上で、この本の他にも近年刊行された

竹宮ジン先生の作品を何点か読み直してみました。

具体的には「不条理なあたし達」と「いとしこいし」ですね。

(不条理なあたし達の最新刊も最近発売されましたね)

 

そして改めて思ったのですが、

「昔の作品のキャラクタ達、直情的過ぎ!」ですw

うだうだ考えたり、駆け引きしたりということがほとんどありません。

考える前に足が動きます。

 

パレット持ったまま校舎外まで追いかけてみたり、文化祭で会った瞬間に逃げたり追いかけたり、恋してたんだって気づいた瞬間に告白したり…

 

当時は何も思わなかったんですが、大人になって読み返すと

みんな「青いな~」って思いますね(笑)

 

でも当時(高校生時代)は何も思わなかったということは、恐らく10代の恋愛(の価値観)としてはごく自然だったんでしょう。

円熟味を増した近年の作品とはまた違った「竹宮ジン」が見れると思います。

(こうしてみると「いとしこいし」の雛ちゃんって大人だな~って感じますw)

 

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ラブフリッカー15Pより引用

 

はぁ。。。好き。。。

 

 

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