【百合漫画紹介】ラブフリッカー(竹宮ジン)
私にとってめちゃめちゃ思い入れのある一冊をご紹介します。
百合界の巨匠・竹宮ジン先生の初の百合姫コミックス「ラブフリッカー」です。
この本は竹宮ジン先生が商業デビューされて間もない頃に、百合姫に掲載していた短編が5編と後日談を描いた短編1編が収録されています。
本当に個人的な話なのですが、私が初めて百合姫本誌を買った時。
今から10年近く前でしょうか…?
その時に掲載されいていたのがこの本の冒頭に掲載されている
「あたしのかわいいヒト」というお話!
竹宮ジン先生の百合姫デビュー作!
そう!私と竹宮ジン先生の百合姫デビューは同時だったのです!!!!!!
(そうじゃない)
ラブフリッカー7Pより引用
懐かしい!懐かしすぎる!
ちょうど私は大学受験を控えていた時だったのですが、ちょっと勉強に飽きたらすぐ「あたしのかわいいヒト」を読む。
こんなことを繰り返していましたね。
正直な話、当時の百合姫にあまり好きな作品はなかったんですよね。
ただでさえ少ない当時のお小遣い。(当時の百合姫は)隔月発行ということもあり、私の中の百合漫画を読む!という熱もいつのまにやら冷めてしまって、半年後には買わなくなってしまいました。
(毎月欠かさず購入するようになったのは社会人になってからです)
しかし竹宮ジン先生の漫画だけは欠かさずコミックスで購入し、自分の中の灯し火となっていました。
本当に、
ラブフリッカー58Pより引用
って感じです!
デビュー間もない故?登場キャラクターの行動がストレート!!
今回このブログを書く上で、この本の他にも近年刊行された
竹宮ジン先生の作品を何点か読み直してみました。
具体的には「不条理なあたし達」と「いとしこいし」ですね。
(不条理なあたし達の最新刊も最近発売されましたね)
そして改めて思ったのですが、
「昔の作品のキャラクタ達、直情的過ぎ!」ですw
うだうだ考えたり、駆け引きしたりということがほとんどありません。
考える前に足が動きます。
パレット持ったまま校舎外まで追いかけてみたり、文化祭で会った瞬間に逃げたり追いかけたり、恋してたんだって気づいた瞬間に告白したり…
当時は何も思わなかったんですが、大人になって読み返すと
みんな「青いな~」って思いますね(笑)
でも当時(高校生時代)は何も思わなかったということは、恐らく10代の恋愛(の価値観)としてはごく自然だったんでしょう。
円熟味を増した近年の作品とはまた違った「竹宮ジン」が見れると思います。
(こうしてみると「いとしこいし」の雛ちゃんって大人だな~って感じますw)
ラブフリッカー15Pより引用
はぁ。。。好き。。。
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