【クズの本懐百合】えっちゃん(絵鳩早苗)について【悲劇のヒロイン?】
クズの本懐を全話見ました。(唐突)
今回はこのアニメに登場する大人気キャラ。
同性である親友を好きになってしまったえっちゃん(赤い髪の女の子)について語りたいと思います。
そもそもクズの本懐ってどんな話?
3年くらい前に大ヒットしたので(ドラマ化までした)知ってる方も多いと思いますが、
このアニメのストーリーを簡単に説明すると、
思春期の男女が片思いしながらいろんな人と関係を持ちまくる話です。
なんかいろいろ台無しな気もしますが、本当にそういう話なのでしょうがない。
面白さは私が保証します。(めっちゃおもろい)
主人公は上の画像の真ん中に写っている黒髪の少女・花火。
花火は幼馴染でお兄ちゃんと慕う、現担任の先生(眼鏡の男性)が好きなのですが、
彼に異性として見られていないことを知っており、自分の恋は叶わないと思っています。
その寂しさを埋めるため、心の空洞を慰めるために
同級生の男の子・麦(金髪の子)と付き合っているわけですね。
最後まではヤることはなくても、キスとか身体を触りあったりとかは日常的にしています。
そんな花火に片思いをしているのが我らがえっちゃん。
彼女は女性でありながら、同性かつ親友の花火をとても愛しており、
麦と付き合っている花火を見るたびに、心に深い影が落ちていきます。
劇中でも辛い片思いのシーンが多く挟まれ、叶わない恋に苦しむ描写の多いえっちゃん。
多くの視聴者は彼女は悲劇のヒロインと捉え、魅力的であると同時に「可哀想」という感情を覚えたと思います。
私もそう思いました。
しかし本当にそうなんでしょうか?
最終回まで見終わり、もう1度見直し、少し時間が経ったいま、
私はえっちゃんについて
「こいつなんやかんやで美味しいとこだけ持ってっただけなんじゃね?」
という結論に至りました。
私がなぜこのような結論に至ったか。
順を追って説明していきましょう。
(ネタバレを多く含みます。まだ見ていない方は注意して下さい)
えっちゃん、初めてのキスで舌を入れる
ある日の花火とえっちゃんの会話。
「えっちゃんは好きな人いるの?」
想い人からの問いかけに取り乱してしまったえっちゃん。
その仕草に花火はえっちゃんに好きな人がいると確信します。
恋愛について少し思うところがあった花火は
「夜通しガールズトークしようよ!」と
えっちゃんをお泊りに誘います。
(自宅にてお泊り会のことを想像してしまうえっちゃん)
大好きな女の子からのお泊りのお誘いにテンション上がるえっちゃん。
しかし彼女は分かっていました。
こんな気軽にお泊りできるのは、近くにいられるのは同性だから。
恋愛対象じゃないから。
それを噛みしめ、ちゃんと理性を保とうと決心し花火の家に向かいます。
しかし16歳の女の子がそれを抑えられる訳がなく…
まあこんなの抑えられる訳がありませんよね!
親友の存在に安心しきっている花火。
対照的に一睡もできないえっちゃん。
寝ぼけながらに花火が放ったこの一言が最後の一押し。
「えっちゃんの好きな人はどんな人?知りたいな、教えてよ」
もうダメ…
心の中の何かが壊れたえっちゃん。
いきなり花火の口唇を奪います。
動揺する花火。
しかしえっちゃんは止まりません。
そのまま舌を入れだします。
えっ…?
長年片思いしてきた親友とのファーストキスでいきなり舌入れる…?
い、いや私の恋愛経験が乏しいだけで入れる人も多いのかもしれないけど!
で、でもかぐや様でも言ってたじゃん!
大人のキッスはまだ早いじゃん!!
花火の口唇を奪ったあと、
「粟屋(麦)のことそんなに好きじゃないでしょ…わかるよずっと花火のこと見てきたから…」
と泣きながら訴えかけるえっちゃん。
その後、花火と麦の関係は心がこもっていない、ビジネスライクな関係だと知ると
「私でいいじゃん。私でも慰められるかもしれないよ」
と提案し、2人は深い沼へはまっていくのでした。
いや分かるんですよ。
この状況になったら理性なんて抑えられないし、思わずキスもしたくなります。
しかし舌、入れますかね?
しかもこの女、1度口を離したあとすぐさままた舌入れましたからね。
麦と何度もキスをしている花火はともかく、えっちゃん慣れすぎだろと思いましたよね。
しかしこの日はキスだけで終わり、それ以上はしませんでした。
友達として、最後の一線は守ったともいえます。
えっちゃん、同人誌みたいなことを言い出す
大好きなお兄ちゃん(先生)が他の人に告白するのを目撃し、心がズタズタになってしまった花火。
麦に頼ることもできず、つい自分を受け止めてくれるえっちゃんを求めてしまいます。
再び想い人と交わることに成功したえっちゃん。
まずは前回同様ディープキスから。
前回より長く、濃いキスに2人とも感じてしまいます。
泣きだしそうな花火。
そんな花火を気遣い、えっちゃんは
「嫌ならやめてもいいんだよ?」と最後の助け舟を出します。(良い子!)
それに対し花火は
「やめない。えっちゃんが好きだから…!」
と親友を受け入れることを決めます。
もちろんこれは友達としての「好き」。
そんなことは重々承知なえっちゃんですが、
心は手に入れられなくても身体だけは…!
と花火を抱く手に力がこもります。
ここからが本当に酷い。
えっちゃんによる陰部への愛撫に、快感を感じてしまう花火。
感じている花火に対しえっちゃんは
「花火…どうしたいかちゃんと言って…じゃないと“これ”やめる」
などとエ〇同人みたいなことを言い出します。
えっどうしたお前…?
親友に恋してしまった悲しくも美しいヒロインどこ行った…?
えっちゃんの欲望はとどまることを知りません。
「嫌ならやめてもいい?」
「気持ち良いのに弱いんだね」
と言葉責めを繰り返します。
完全にエ〇漫画の読みすぎです。
その後
「気持ちいいのはね、私が花火のこと好きだからだよ」
とかそれっぽいこと言いますが、もう遅いです。
抑えつけていた感情を解放した結果、
性欲の権化みたいなキャラになってしまいました。
もう1つ気になるのがあまりに手慣れ過ぎているということです。
キスまでは許しましょう。
仮にファーストキスに舌を入れてしまったとしても、若さゆえの過ちで許せます。
もしかしたら本当に普通のやり方を知らなかったのかもしれません。
しかし今回のは言い逃れできません。
自然にタチの役を務め、しかもテクニックも抜群です。
完全に経験者です。
昔から男性は苦手、花火と出会って初めて恋を知ったといったモノローグがありましたが、
花火と出会ってから今日に至るまでの間に誰かと関係を持っていたのは間違いないと言えるでしょう。
もしかしたら花火と麦たちのように、えっちゃんも誰かを花火の代わりにしていたのかもしれないですね。
結論:えっちゃんは経験豊富
ということで、本サイトではこのような結論に至りました。
いかがだったでしょうか。
えっちゃんが好き!といった方には申し訳ありませんが、
こう言わざるをえないと思います。
花火を想う気持ちは本物。それ故の感情の暴発も仕方のないところ。
しかし花火の弱さに付け込み、その身体を思う存分堪能したことはとても可哀想とは思えません。
むしろうらやましい。
しかもこの子は花火に対し家だけでは飽き足らず、トイレや保健室でもおっぱじめるし…
完全に美味しいとこ取りしています。
しかしたとえこんなシーンを挟んだとしても、
(えっちゃんと花火の関係に決着がつく)第9話は感動しますし、
単行本第9巻に収録されている後日談を読むと、
えっちゃん救われて良かったなあ…といった気持ちになります。
機会があれば、今度は上記の話を花火視点で振り返ってみたいなと思います。
それではまた。